最近複雑に考えすぎというアドバイスを多くもらうのですが、考えすぎという意味すらわからない。そんな悩みがあったので、このシンプルに考えるという本を読んでみた。
心に残った3つのこと
全体を通して以下の3つに集約されました。
- 会社は世の中に価値を提供するために存在する
- 直感のアイディアをたたきロジカルに説明できることが大事
- ユーザーの本当に求めているものは何か?という問いが重要
会社は世の中に価値を提供するために存在する
別のビジネスの視点で記事にしましたが、会社は価値をユーザーに提供しています。
顧客単価をあげることが生産性向上にも繋がることから、会社は価値を追い求めるというのが本質です。
つまり、自分の考えと筆者の考えが合っていたので、とても共感した。
だから3つの1つに選んだというわけ。
直感のアイディアをたたきロジカルに説明できることが大事
直感だけではだめ、次につなげるにはたたいてたたいて考えさせてこそ、検証できる。
直感のアイディアは他人からみると、洗練されたアイディアなのか、ただの思い付きなのか、天才的発想なのか判断することができません。
唯一できることは、いろんな視点から指摘をして、ロジカルに説明できることを証明するだけです。
ロジカルに説明できることがなぜ重要なのか?
それは、指摘に対して、自分の頭で考えないと答えが出ないからです。
だからこそ、失敗、成功時に検証ができ次につながるのです。
今まさに会社でやられていることなので、とても腹に落ちました。
ユーザーの本当に求めているものは何か?という問い
お客さんがあの製品のようなものが欲しいといった場合、他社の機能を実装すれば終わりと短絡的に考えてはだめ。
本質的に何を求めているか深堀しないとユーザーの求めているものにはたどり着けないということが書かれていた。
他社の機能真似てよっていう要望ってとても簡単なのだけど、それはダメだよって意味なのはとても開発している身として響いた。
最後に
ラインという今は当たり前のように使われているアプリですが、それを生み出す側のこだわりを感じた書籍。
東日本大震災が発端となったのはあまり知らなかったが、それくらいの時期からスマホの世代になってきたなとふと思い出してきた。
日本のイノベーションともいえるこの事例、一度読んでおくとよいと思う。