昨年末から1on1にてキャリアの相談を受けています。それは何かというと
キャリアについて漠然とした不安があるということです。
私自身は不安がないのですが、なぜ不安に思うのかよく理解できないというのが悩みでございます。
ここから先冬休みにやっていたことからキャリアを解いていくので、いろんなテーマに発散します。
書籍・ゲームなどのネタをいれつつ解いていこうと思います
- Will Can Mustフレームワーク
キャリアデザインを考えるうえで、Will/Can/Mustを考えることは重要だといわれています。キャリアデザインにおける基本的な考え方の3次元の軸といえるでしょう。
キャリアの全体像って視点だと軸が足りません。
ロジカルプレゼンテーションでは6次元で考えよというアドバイスがありましたので、
3つの軸を追加したいと思います。
3つの軸とは
- 時間の流れ
- 人の気持ち
- 情報の流れ
です。
見えない3つの軸についてこれから深堀していきます。
- 会社で働く時間は年々減っているということ
- 新入社員も年々減っているということ
時間軸で考えるとした場合会社で働く人の時間的な変化に着目する必要があります。
この書籍では、
- 会社員の働く時間が年々減っていること
- OJTをしながら育成するための時間(残業)すら減ってきている
- 専門性を身に着けるためには1万時間必要だった。
もともとは財閥系の知識0の大卒を育てるということをベースに始まり、
何度も失敗して現在の形になっているということが学ぶことができます。
会社に長時間仕事をすることで成り立っていた制度の崩壊が徐々におきており、
最近の若い社員は
- 同じ仕事をしていても、1人前になるために必要な時間が足りない
- 残業はするな
といった変化があるといわれています。
次の人の気持ちをみていきましょう
- スキルが身につかないので不安
- ライフワークバランスで家族との時間も大事だ
- このままここにいていいのだろうか。知り合い活躍してていいなぁ
次に人の気持ちの変化についてみていきます。
会社で仕事をする時間が減ることで、スキルが身につく時間が減ってしまい、スキルが上がっている気がしないという不安がふえていきます。そして30代になると結婚し子供が生まれるので、仕事ができる時間もスキルを磨く時間も減っていきます。
そのうえでSNSをみればオレ起業したぜとかきらきらしたワードがすぐ目に入り自分自身を焦る状態に陥りやすい環境になっています。
なぜなら、
時間もない・成長の実感もない・ライバルだった人たちは順調にみえる
という3重苦ですから。
- 転職エージェントなどが利用しやすい
- 1on1で自分からキャリアを相談しやすい
- 社内公募・社内副業などの制度ができてきた
私のいる会社でもそうなのですが、キャリアに関して選択肢を持たせる情報の発信が以前に比べて増えています。
この本にもありますが、キャリアを受け身で作ってくれるのは上司という考えだと、何も打つ手がないという状況に陥ってしまうので、自分からキャリアを考えていく行動が必要になってきます。
その際に最初に提示した3つの軸が自分の中に構築されているか重要となります(Will Can Must)
自分でキャリアを作る際にどうしたらいいでしょうか?
それは日々の勉強やスキルアップの努力を仕事以外で継続することや
自分からやりたいことを積極的に上司に伝えチャンスをつかむこと
今いる職場にいる理由を作り、理由がないのであれば積極的に変えていくことが求められています。
最後にまとめます。最近私はJRPGの龍が如く・テイルズシリーズなどをプレイしています。これらのゲームに共通するのは、メインクエスト(仕事)+サブクエスト(副業や仕事の専門性をあげる会社以外の活動)で構成されており、メインクエストだけでなくサブクエストを自分からみつけ自分で選びクリアしていくとメインクエストも楽になるということです。
昔のようにボスがいて、王様(上司)があいつ倒してくてねと言ってくれる時代ではなく、自分で世界を冒険し、目標・目的をみつけ攻略していくことが求められるようになったと考えると生きやすくなるかもしれません。
そして今悩んでいる同僚の悩みの根本は、私は勇者になりたいけど、王様は僧侶の仕事しか与えてくれないからやめようかなって思っている。上司には伝えていないけどね
みたいな事例ですので、受け身だなと思っている次第です。
受け身から攻める姿勢にどうやって変えていくかはまた別のテーマで取り上げようと思います。
私自身キャリアを迷わない理由は、目指すものを決めて、仕事・プライベートでやることを決めて取り組んでおり、一生懸命1日こなしていると終わってしまうので、悩む時間がありません。
補足:考えると悩むの違い
考える:物事をよりシンプルにすること
悩む:物事をより複雑にすること
シンプルに考え、1日何にも左右されず自分のなりたい姿に夢中になる
というのが正解の一つだと私は思います。