- つよつよエンジニアは理解に時間をかける
- 1時間の密度上げること
- 生産性をあげるための1日の過ごし方
ADHDな私が尊敬している牛尾さんが本を出されました。読みたいなと思いつつお気に入り登録していたのですが、気づいたら発売しており、kindleで購入した人が紙本まで買うという行動をとられており、気になって即読みました。
本記事は「世界一流エンジニアの思考法」に関する感想です。
私は製造メーカーでQAエンジニアとして働いています。私の環境との差も含めて感想を書いていきます。
- 頭が良くても理解に時間がかかるということ
- 頭の中にメンタルモデルを作る
ここで伝えたいことは1つ。頭の良い人は理解に時間をかける。理解すると実感するために、メンタルモデルを作りいつでも相手に話せるようにするということです。
頭が良くても理解に時間ですが、つよつよエンジニアのイメージはありますか?
つよつよエンジニアはいうことを一瞬で理解して、1を聞いたら10を知るような人という印象が強いかもしれません。ただこれは違います。つよつよエンジニアでも理解することに時間がかかるのです。
理解するためにすることはメンタルモデルを作るということです。
メンタルモデルとは
人々が世界を理解し、予測し、解釈し、新しい状況に適応するための自己の心の中のイメージや理論のことだ
と書かれています。メンタルモデルについては、まこなり社長の動画が的確に説明されています
- 何か技術を身に着けようとしたときに重要なことは、時間をかけて理解すること
- 理解したかどうか確認するために、メンタルモデルを作り、人に伝えてみること
をするとよい
- 残業が多くなる理由
- 1日の密度を上げるという考え方
次に密度を上げる考え方です。
日本の会社にいると
- 無駄な会議が多い
- だらだら仕事する
って表現が必ず出てきます。私は4か所くらい転々と社内の職場を回ってますが、この2つの言葉は必ず聞きました。
でだらだら仕事するってなんやねん?って400回くらいは思いましたが、具体的にしてくれた人はいませんでした。
本題の1日の密度を上げることについてですがざっくり以下の方法がありますとかかれてました。
- 優先度をつけて、1つだけやる
- 時間を固定してその価値を最大にする
- 準備・持ち帰りをやめること
私の職場で経験した具体例を出します。
理想の会議は、会議の準備をすることではなく、会議の目標を達成するために、1時間参加者がベストを尽くしているかに限ります。
無駄な会議の特徴は
- 会議のゴールがない
- ゴールにいこうとしないけど1時間使う
です。これをやめていくことが密度を上げることにつながります。
私が主催する会議は基本30分、議題は1つ、メンバーは4人以内でやっていることが多いです。ちなみに飲み会も4人以内でやることが多いです。鳥貴族や新時代は4人1テーブルにする設計になっており、推測ですが4人が一番話しやすいことからきていると信じています。
- 生産性を上げるためには定時帰り
- 自由時間を入れて22時には寝る
ここで書かれている内容は、定時に帰り自由時間を入れて、毎日22時に寝ることで
翌日頭すっきりして、仕事に集中できるといった内容が紹介されています。
働きすぎないことにおいて、もっとも重要なことは脳を酷使しないということです
実感できない人が多いのですが、脳は消耗品です。1日数時間しか使うことができません。睡眠を十分にとらないと回復しません。1日ディスプレイを見続けて脳に情報をどんどん入れていくと脳は疲れ切ってしまいます。
脳を積極的に休ませることがとても重要です。
早く帰れないという反論が絶対に出てくるのですが、1時間あたりの効率をあげるには、自分自身をアップデートするしかありません。アップデートに必要な勉強をとっていないのに、残業するということのほうが不自然ではないでしょうか?
本書はつよつよエンジニアになるための要素が言語化されており
いろんな本読んで勉強習慣付けてとかやるよりは、この本を一冊読んだほうが生産性高いなと思います。