40歳になってから、「応用情報技術者試験」を受験しました。
通常学生か、社会人の若手と呼ばれる年代の人が受ける試験なのに、なぜ40歳になったときに受験したのか、そしてどのような学びがあったのかについて残しておく
今回の記事を読むことは以下のことがわかります。
中堅、ベテランと呼ばれる人が一度受けるか!って気持ちになれば幸いです
- 40歳になるまでにやってきたことを応用情報視点で整理する
- 40歳になってから応用情報を受けることになったきっかけ
- 40歳で受けたからこそ学んだこと
でわ各項目について説明していきます
- 24歳~30歳:組み込みシステム、ネットワーク
- 30歳~35歳:ネットワーク、プロジェクトマネジメント、経営戦略
- 36歳~40歳:システムアーキテクチャ、組み込みシステム、サービスマネジメント、データベース
- 40歳~:セキュリティ
というキャリアです。入社から、35歳まで人間一人で持てるサイズの組み込み開発を行ってきたので、ネットワーク、組み込みの一部分の部品の仕事をしてきました。
35歳くらいで、営業として仕事をする機会があり(過去のブログにあるドイツ編)、その際に経営戦略を勉強しました。
36歳で、公募異動をして、1台数億するくらいのシステム開発の担当になり、システムアーキテクチャや組み込みシステム、データベースなどをやる機会がありました。ただ実力はそれほどなく闇落ちしたので、40歳から心機一転テストエンジニアやサイバセキュリティの担当者として働いています。
応用情報の出題視点で考えると、小さい製品で一部の機能を開発に関わるよりは、システムを開発して、その中の部品担当したほうが知見が広がるなと感じました。
今のキャリアはよい広がり方をしていると思っています。
- システム開発経験がなさすぎて苦労したこと
- セキュリティ担当になったことで、情報処理安全確保支援士を受験することになった
応用情報を受けてみようと思ったきっかけは、システム開発がめちゃできる上司からのアドバイスでした。応用情報くらい知っておくと業務で困ることは少なくなるよって聞いてから興味を持ち始めました。チームの若手も影響されて応用情報受けましたって話を聞くようになっています。
転機は今年に入ってからです。セキュリティの教育を会社が進めており、情報処理安全確保支援士を受験料を補助するという連絡がありました。情報処理安全確保支援士を受ける際に応用情報を持っていると試験が一部免除されるという情報を聞き、せっかくなので、応用情報を受けることにしました。
日曜日に試験を受けるというのは初めての試みで、家族の協力や試験の流れを体感するなど情報処理安全確保支援士の準備も含めて受けることにしました。
土日は家族と一緒にいろいろ予定を入れることが多いので、開けること難しいのです。CBT試験のようにいつでも受けれるようにしてほしいところです。
応用情報は昔からある歴史ある試験ですが、内容は徐々に変化しています。
私が学生だった2000年代も応用情報はありましたが、アジャイルに関する記載はありませんでした。当時アジャイルやかんばん方式、リーン開発含めて新書に書かれている程度で何者かわかりませんでした。現在はアジャイル含めDevopsも試験内容に入っており、当時いろんな本を読みながら学んだ私はいい時代になったなぁと感じることが多かったです。
40歳から応用情報を学ぶ最大のメリットは、学生時代から止まっている情報関連の知識アップデートが容易にできることです。午前試験対策で過去問をやりまくることになりますし、そこで知らない用語は調べたりすることで、あのことってこうやっていうだっていう体験がとても多かったです。
つまり私たちが若い時代には言語化されていなかったことが、既に一般的な用語で置き換えたりすることがわかることが大きなメリットです。
応用情報は取得することが目的かというとそうではなく、仕事で役立つ知識の補強なので、別に試験を受ける必要がありません。
ただ試験を受けることで勉強しなきゃと強制力もつくので、おすすめかなと思います。
試験に合格できればLinkedinなどでもアピールできますしね。
応用情報に興味を持ったら次の試験受けてみるといいかもしれません。
キタミ式や午後の過去問をやってみるのも面白いでしょう。