仕事の調整力とは
- 仕事の調整でやっていること
私はソフトウェアエンジニアとして働いていますが、仕事の調整を行うことは多くあります。私の場合はソフトウェアエンジニアだけでなく、メカエンジニアなど他分野・他部門の人と調整することもあります。
この調整する力について、具体的に私が何を考えて行動しているかについて具体的に書いてみようともいました。
背景としては、ちきりんさんの自分メディアはこう作るに書かれていた。自分の思考を記録することが大事と書かれていたので、最近意識して取り組んだ調整事について書いてみます。
前提となる環境
- 評価を実施したいがマシンが1台しか存在しない
- 評価をやりたいチームは部内に10チームほどある。
- ある納期である目標達成するためには、複数チームが協力しないと達成することはできない
前提として、ある目標を達成するために、1台しかない状態で各チームが目標を達成するために動いています。当然トラブルも発生し、その都度朝会が開かれ共有されています。この状態で私の所属するチームが最後に目標達成をするまで仕上げる最後の工程を担当していました。
当時計画では、タスクAと私のチームの名前しか入っていませんでした。
ここからやったことは以下の通りです。
- タスクAを実施するための条件を洗い出すこと
- 条件を洗い出したら関係するチームのキーマンに条件に付いて今どうなのかをヒアリングすること
- ヒアリングしたことで、追加の評価が必要な場合は日程に入れること
- タスクAを実施する実担当者にしか気づかないうまくいくための条件がないか再度確認する。
- 当日発生そうなトラブルを予想し、解決できそうなメンバーサポートとしてねごしておく。
という行動を実施しました。結果的に、未然に想定できた不具合やトラブルは防ぐことができましたし、タスクAはタスクAのことを集中してこなせたので、新規課題は新規課題としてあがったし、計画時間通りに目標達成できました。
整理すると
名称:タスクA
事前条件
- Aの作業が終わっており、Aの値が水準を超えること
超えない場合は開始しない - Bの機能が実装され〇〇の基準を超えていること
実施すること
- 評価に必要なパラメータを設定する
- 評価を実施する。
- (評価中トラブルが発生したら延長時間を残業するか休日出勤んするか判断する)
- 評価完了条件を満たしたかどうか解析する
事後条件
- 次の評価の事前条件を確認し、事前条件の準備が不要な状態にする
ということをします。事前条件でタスクAの前に必要な項目の事前条件が満たされていない場合そのタスクについて同じことを回します。
プロマネが立てる計画は、タスクの羅列のみであることが多いです。なぜならタスクを実施している現場でしかわからない隠れたタスクはプロマネの視点で気づくことはできないからです。私の場合は現場の情報を担当者と話すことやConfluenceなどのナレッジやチャットから収集しています。
私以外が調整をやるときに私が感じることは、なぜそんなことも気づけないのかさっぱりわからない。でした。このやり方は日本だけでなく、中国や欧州でも使っているので汎用的かなと思っています。
調整するというのは、関係するタスクを担当する人と話をすることが増えるので、
コミュニケーション能力が大事になりますね。