
https://www.pm-siken.com/pdf/06_aki/pm1_3.pdf
R06-3の午後1の問3のテーラリングについて、QAの現場で起きていることを事例に考えていく。
この問題自体の解説は、2025年にあるので、そちらで解説を読んでほしい。
今回のテーマは「スケジュールの遅延リスクの対応=進捗会議」
である。
問題文で言うとこのあたりの話をネタに書きたいと思う

進捗が見えない…朝会をやってもダメだった私の事例
プロマネの教材で「週1の進捗会だと問題を吐き出しにくいから朝会を導入する」という改善策を見ました。
でも私は正直、「朝会や進捗会でしか問題を知れない」状況はちょっと危ないと感じています。
理想は、問題が起きたタイミングで知る仕組みを持つことですよね。
私の事例:朝会をしても進捗が見えなかった話
私はQAチームのリーダーをしています。
1~2か月前にこのチームに配属され、6名のメンバーと評価リーダー2名をまとめています。
仕事の流れはこうです:
-
各プロジェクトからテスト依頼を受ける
-
評価リーダーに割り振り、JSTQBのテストプロセスで進行
-
私の役割は、各テストが予定通り進んでいるかを確認すること
配属当初の会議体はこうでした:
-
朝会:毎日(6人で3分)
-
進捗会:週1回(10分)
一見うまく回っているように見えますが、実態は違いました。
プロセス上は「順調」なのに、開発側からは「遅れているように聞こえる」というギャップがあったのです。
改善策:進捗の見える化と会議体の再設計
私は次の2つを実施しました:
-
進捗共有フォーマットを変更
→ 各プロジェクトの「目標」「現状」「リスク」を明確に記載 -
進捗会を30分に拡大
→ 各プロジェクトの状況をしっかり議論
→ 評価リーダー+メンバー全員参加(発言義務なし、自由発言OK)
その結果、開発遅延などのリスクを早めにキャッチできるようになりました。
学び
-
短い朝会や週次進捗会だけでは、本当の進捗は見えない
-
「フォーマット+会議の目的」を変えることで情報の質が上がる
-
PJMは、チームの実態に合わせて会議体を柔軟にデザインする必要がある
あなたのチームでは、進捗やリスクをどう共有していますか?
