https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/m42obm000000afqx-att/2024r06h_nw_pm1_qs.pdf
以下のおすすめ問題の解説となります。
問2 SD-WANによる拠点接続に関する次の記述を読んで、設問に答えよ。
G社は、本社とデータセンター及び二つの支店をもつ企業である。G社では、業務拡大による支店の追加が計画されている。支店の追加によるネットワーク構成の変更について、SD-WANを活用することで、設定作業を行いやすくするとともにWANの冗長化も行うという改善方針が示された。そこで、情報システム部のJさんが設計担当としてアサインされ、対応することになった。G社の現行ネットワーク構成を図1に示す。
[現行ネットワーク概要]
G社の現行ネットワーク概要を次に示す。
- G社には、データセンター、本社、支店V及び支店Wの四つの拠点がある。これらの拠点は、L社が提供するMPLS VPN(以下、L社VPNという)を介して相互に接続している。
- 各拠点のPCとサーバは、データセンターのプロキシサーバを経由してインターネットへアクセスする。
- データセンターのFWは、パケットフィルタリングによるアクセス制御を行っている。
- PE1〜4は、L社VPNの顧客のネットワークを収容するために設置した、プロバイダエッジルータ(以下、PEルータという)である。
- ルータ1〜4は、拠点間を接続する機器であり、L社のPEルータと対向する(ア)エッジルータである。
- L社のPEルータは、G社との間のBGPピアにas-overrideを設定している。この設定によって、G社の複数の拠点で同一のAS番号を用いる構成が可能になっている。一般に、PEルータにおけるas-override設定の有無によって、経路情報交換の処理をする際にやり取りされる経路情報が異なったものとなる。例えば、本社のルータ2に届く支店Vの経路情報は、①as-override設定の有無で表1となる。②G社現行ネットワークで利用している各拠点のIPアドレスとAS番号を表2に示す。









