以下のおすすめ問題の解説となります。
(1)DNSラウンドロビン
案②は２つのIPアドレスが登録されているため、①、②の順番に問い合わせを行うことになる。このような方式をDNSラウンドロビンを言います
(2)アプリケーションプロセスが停止していた時に検知することができないため
EさんがPing監視では不十分と考えた理由を解答させる問題ですが、問題文を読むことで、何を不十分と考えたか推測する国語の問題です。
このあとの行動としては、アプリケーションプロセスが動作するポート番号の監視を追加したことをが書かれています。ICMPではアプリケーションレベルの監視は行うことができず、サーバが応答亡くなった程度のことまで。ということは、アプリケーションプロセスを監視するためにPingだけでは不十分といっていたことがわかります。
(3)192.168.2.145
案①の内容を見ると、プロキシサーバBからCに利用を切り替えるとあるので、
プロキシサーバCである192.168.2.145
(4)キャッシュDNSサーバがキャッシュを保持する時間を短くするため
TTLについてですが、TTLを長くするとキャッシュする時間が長くなるので、更新されても気づきにくくなるデメリットが生じます。逆にTTLを短くするとキャッシュする時間が短くなるので頻繁に更新する必要があります。
今回の問題はDNSサーバの切り替えを行うため、キャッシュする時間を短くすることで、切り替えを早く行うことが目的と思います。
(5)方法：プロキシ自動設定機能を利用する
制限事項：対応するPCやサーバでしか利用できない。
プロキシを自動設定する方法は、ブラウザのPAC（Proxy Auto-Configuration：プロキシ自動設定）という手段があり、これはPC側で持っている機能です。
会社内のPCではこの機能がONにされているため、プロキシに関わる設定がしていない人が多いと思われます。逆にこの機能が実装されていないPCやデバイスは対応することができません。
