以下のおすすめ問題の解説となります。

(1) MPSL

3031で規定されているのは、MPSL(Multi-Protocol Label Switching)となります
(2) 利用者ごとのトラフィックを区別するため

IP-VPNで重要な単語を整理しておく
- IP-VPNで用いられるパケット転送技術は、「MPLS(Multi Protocol Label Switching)」で、RFC3031で規定されている。
- IP-VPNで利用者のネットワークに設置され、事業者閉域IP網との接続点になる機器をCE(Customer Edge)ルータという。
- IP-VPNで事業者閉域IP網に設置され、利用者ネットワークとの接続点になる機器をPE(Provider Edge)ルータという。PEルータでMPLSで使用するラベルの付与、除去を行う。
- IP-VPNで事業者閉域IP網内で複数の利用者を識別するため、PEルータで付与、除去される短い固定長のタグ情報をラベルという。
- 接続構成は「企業内LANーCEルータ(企業側)ーPEルータ(事業者側)ー事業者回線網」
今回の場合タグを利用するのはPEルーター間となり、その先のCEルータではタグ情報が不要となる。とすると、PEルータ間の通信経路に影響ありそうなことがわかる
利用者ごとのトラフィックを区別するためと記載しておけばよいだろう。
