以下のおすすめ問題の解説となります。


(1) FW 新MSVとMGW間の通信を双方向で許可する
変更前

変更後の構成にするには、MSV1~3とストレージを削除することになる。
MGW1やMGW2を利用して、外部への通信、外部からの通信を制御している
FW設定は以下の通りだ。

ここで変更点を確認すると、MGW1,2は社内・社外の通信を許可するように変更するように書かれている

この中で、DNSやMGWの設定を除き必要な設定をネットワーク構成から示すと、
FWを変更する必要がある。
変更箇所は、新MSVとMGW間の通信を双方向で許可する必要がある
が回答となる
(2)送信元:メール送受信サーバの変更を実施済の社員・社外
宛先:未実施の社員
問題文は移行期間中に②が必要な理由を問われている

移行期間中の定義は問題文にある

LDAPはどんなことをするために使っているかについても問題文にある

移行期間中に発生することは
- 実施済と未実施の社員が混在してしまうこと
つまり、新MSVと旧MSVどちらに送ればよいか社員ごとに判断が必要
新か旧かどちらに送ればよいかの情報をLDAPのメールルーティングで行っているので、しない場合は正しくメールが送信できなくなることが考えられる。
問題文は何が問われているだろう。

開始状態において、メールの送受信は新MSVに届くように前の設問で切り替わっている。送信元・受信元を考える際に、新MSVを利用するのは誰かという視点でかんがえるとよい。
まず送信元だが、新MSVを利用するのは、社外からのメールやMSV変更を行った社員は新MSVを利用し、メールを送信することになる。
宛先は、移行が未実施の社員である。
なぜなら、旧MSVを利用しているため、メールの転送機能がないとメールを読むことができないためである。
送信元:メール送受信サーバの変更を実施済の社員・社外
宛先:未実施の社員
が回答となる。
(3) (A)新MSV→旧MSV (B)旧MSV

(2)であるように、新MSVに送信し、旧へ転送されるルートになるので、(A)の答えは
(A)新MSV→旧MSV
となる。
送信元が未変更の社員は、問題文に回答がある。

設定が残っているので、そのまま旧MSVが利用できるため、解答は旧MSVとなる。
(B)旧MSV
(4) 申告者のメールアドレスに対応するMSVを新MSVに変更する


どのような情報がどのように変更されるかという質問なので、
- 情報
- 変更内容
が問われています。
LDAPには何が設定されているかは問題文に書かれている

- 情報:メールアドレスとMBOXを収容するMSVとの対応関係
- 変更内容:旧MSVから新MSVに変更する
申告者のメールアドレスに対応するMSVを新MSVに変更する
が回答となる。
