今週、JaSST Tokyo 2025 に参加してきました。会社用のレポートとは別に、個人的にも非常に楽しい体験だったので、その流れや感じたことをまとめます。
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参加の背景
7年前にJaSST Tokai に参加しましたが、当時とは立場や役割が異なり、キャリアについて考えさせられることが多かったです。現在はQAエンジニアとして品質やプロセス改善を主軸に活動しており、テスト業務も含めた広い視点でのQAに取り組んでいます。上司に相談したところ、同僚(リーダークラス)とともに参加することになり、彼にもテストの重要性を感じてもらえればと思っていました。
旅の始まり ~東京へ
朝10時半の新幹線で東京へ向かいました。金山から名古屋駅まで歩きながらジムでトレーニングし、身体をリフレッシュ。昼ごはんに天むすと赤福餅を購入し、同僚と合流。東京駅に着くと、10年以上ぶりの東京は大きく変わっていて、観光客の多さに驚きました。
1日目 ~ 心に響いたセッション
Agile TPIを活用した品質改善事例(B3)
開発チームに改善活動の効果を実感してもらう手段がないことに悩んでいたため、Agile TPI を活用した品質改善の事例は非常に参考になりました。「Agile TPIって何?」という状態だったので、今後しっかり勉強したいと感じました。
ソフトウェア保守性向上のためのユニットテストカバレッジの有効性評価(D4-1)
ユニットテストカバレッジの有効性についての研究発表でした。今年度、このテーマで議論を重ねてきたこともあり、非常に関心が高かったです。研究はまだ途中で明確な結論は出ていませんでしたが、質疑応答の盛り上がりが興味深かったです。
「保証するための品質基準」がQAには必要か?(A5)
BtoB・BtoC それぞれで求められる品質基準の整理についての議論。自分の担当する製品はアート的な要素があり、品質議論が発散しがちですが、最低限満たすべき基準を「土台」と考える視点は納得感がありました。
夜の部 ~ 同僚との語らい
情報交換会は満員で参加できず無念。夜は同僚と千葉・船橋の飲み屋で飲み放題コースを堪能。ビールをたらふく飲んだ結果、泥酔し、ラーメンの味の記憶もなし。同僚とキャリアの話をし、自分が管理職になる可能性について考えさせられました。
翌日は二日酔いで、朝のセッションはオンライン視聴。千葉から東京への移動が面倒で、満員電車を避けたかったのも理由の一つ。
2日目 ~ 深まる学び
幅広いシステムが絡む品質保証とマトリクス組織の活用(A6)
管理職の話をしたばかりだったため、職能表の設計やキャリア整理の具体的な方法について非常に興味を持って聞きました。
アジャイルQAの現場より(D8)
過去の開発経験とQAの役割が重なっていたことを認識。プロジェクトマネージャー的な視点で品質を意識していたため、QA的な活動を以前からしていたことに気づきました。
GQMフレームワークによる不具合情報可視化(9-1)
JIRA に情報がほぼない現状に課題を感じていたため、GQMフレームワークの活用は興味深い内容でした。論理的に整理できる点が魅力で、業務への応用を考えています。
その他の出来事
ブース巡りをして、Tシャツをゲット。X(旧Twitter)経由でご挨拶した方々と名刺交換。顔と名前が一致しない問題があるので、次回は目立つTシャツを着ようと思いました。
Tシャツもゲットしたので、そろそろ名古屋に帰りますかね。
— たけし (@takeshi198310) March 28, 2025
来年度もどこかのjasstに行きたいな pic.twitter.com/ionOXdx6Mc
参加を通じて感じたこと
「品質」は曖昧で不確実なもの。しかし、さまざまな技術で品質をエンジニアリングするのがQAエンジニアの仕事であり、その楽しさを再認識しました。この職業が好きだと改めて実感。
参加を通じて感じたこと
「品質」は曖昧で不確実なもの。しかし、さまざまな技術で品質をエンジニアリングするのがQAエンジニアの仕事であり、その楽しさを再認識しました。この職業が好きだと改めて実感。
よし。今年こそJSTQBを受験しよう。
TIPS
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タブレット端末必須(手書きメモが楽)
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PCでオンライン視聴(画面キャプチャでのメモが便利)
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会社のメールは遮断(集中するための会社デトックスが重要)
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飲み会・昼ごはんにも参加(人とのつながりを大切に)
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目立つ服装で参加(Xでの知り合いと会いやすくする)
次回も機会があれば、どこかのJaSSTに参加したいです!
