
https://www.pm-siken.com/pdf/06_aki/pm1_3.pdf
R06-3の午後1の問3のテーラリングについて、QAの現場で起きていることを事例に考えていく。
この問題自体の解説は、2025年にあるので、そちらで解説を読んでほしい。
ネタの要素1:ベテランを入れる際のリスク

若手リーダー育成と納期必達、どう両立する?
プロジェクトマネジメントの勉強をしている中で、「育成役のベテランは、若手リーダーを後方支援する」という考え方を学びました。
なぜこの方法が必要なのかというと、育成と納期必達はトレードオフになりやすいからです。
実際、過去に「若手リーダーに任せたが、マイクロマネジメントしすぎて進捗が遅れた」という事例が紹介されていました。
その対策として提案されていたのが、ベテランがリーダーを後方から支援するスタイルです。
私の職場で起きた事例
この考え方を読んで、「あ、似た経験があった」と思い出したので共有します。
あるプロジェクトで、チーム構成は若手2名、ベテラン1名、PJM1名。
目的は、ある機能を決められた納期までに開発することでした。
ここで、私はベテランを「後方支援」ではなくメンバーとしてチームに入れるという選択をしました。
その結果どうなったかというと…
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ベテランは「若手のスキルに不安」を感じ、教育モードにシフト
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結果として、開発のスピードが落ち、納期に間に合わず
幸い、納期が相手都合で延びたため大きな問題にはならなかったものの、遅れの本当の原因は曖昧なまま終わりました。
気づき:なぜ後方支援が有効なのか
この経験を振り返ると、「教育しながら納期を守る」というのは簡単ではありません。
もし、当時ベテランをメンバーではなく、若手リーダーの後方支援役にしていたら…?
開発スピードを落とさずに、必要なときだけサポートする体制が作れたのではないかと思います。
プロマネとして大事なのは、
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育成と納期を同時に満たそうとしない
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役割をはっきりさせ、ベテランには「後方支援」を任せる
この2点だと強く感じました。
まとめ
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育成と納期はトレードオフになりやすい
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ベテランを「後方支援」に配置することで、納期リスクを下げながら育成を進められる
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PJMは「教育」「納期」「役割分担」のバランスを意識することが重要
あなたの職場では、若手育成と納期管理、どんな工夫をしていますか?
