嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのかの書評・レビュー
落合博満と聞くと、俺流や三冠王などの有名なワードを知っている方は多いと思います。一方で、監督としての落合が何をやったかわからない人が多いと思います。
今回紹介する嫌われた監督落合博満に関する書籍で、彼が監督としてどのようにふるまったのか、どうやって中日を変えていったのかを知ることができる書籍です。
エンジニアリングマネージャーを目指す人なら一度は読むとよい本と思うので
紹介させていただきます。
私は読書と筋トレとサウナが好きなサラリーマンエンジニアです。
一人でも多くの人が楽しく仕事をして健康に過ごせるようにブログで新しい知識を広めていこうと思っています。
人間関係の疲れをとる技術の良いところ・悪いところ
まず最初に本書のよいところ、悪いところを紹介します。
良いところ
本書は中日1人1人にスポットが当たり進んでいきます。中日ファンなら知っている人も多いと思いますので、一人一人が何を思っていたか徐々に明かされるような構成になっています。森野・森・荒木・和田・吉見など当時の黄金期を支えたメンバーを知っているとニヤリとしますし、星野政権から知っているとさらに楽しめます。
中日新聞社という企業の下でどのように落合が変えていこうとしたか、何を伝えたかったかが解説しているので、面白いエピソードが多くあります。
個人的に良かったのが荒木です。
荒木と井端は名二遊間として当時有名でした。ある日二遊間を入れ替えるということをしたのですが、なぜだと思いますか?
この答えがとても奥が深いので、一度読んでみることをおすすめします。
イマイチ成果の出せないメンバーをかかえていると気づけるきっかけになるエピソードが入っているのでお勧めです。
悪いところ
中日ファンじゃないと深く入り込めないかなと思います。
伸び悩んでいると感じている人がどう苦しんでいたか
偉大な先輩をどうやって抜かすのか
そもそもプロとはどういうことか
たくさんの内容が入っていますが、中日の選手を知らないとイマイチわからないかなと正直思いました。
多くの人が読んで面白い作品ですし、中日のことを知っているだけで楽しめるだけに残念だなと思います。
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのかはどんな人向け
- マネージャー
本書を読んだほうが良い人
本書はマネージャという管理職に読んでほしい本です。
人のよいところやプロとはを考えさせられますし、どうやって本人に気づかせるかもかかれていますので、ためになる一冊です。
全員が落合のようにマネージャとしてふるまえないとは思いますが、一読する価値はあります。
私は落合がより好きになりました。一方でビジネス的にはどうだったか考えさせられる内容でもありました。
結果を出し続けても解雇されるとはどうなのか?というのが問になっているのかもしれません。